歌を終えて顔を上げた時、セインテスと目が合った。その眼差しはどんな難曲よりも複雑で、当時の彼女には読み解くことができなかった。やがてセインテスの姿が窓辺から消えると、一滴の雨が落ちた。――今思えば、それは涙だったのかもしれない。
ベース
エボ1
彩新済
声なき賛歌
消えゆく影の祈り