静かに絵を描いている時に、濃い緑をひと塗りした途端、頭の上の木陰が葉の波とともに揺れ動き始めた。さらに数コマの淡い青色を加えると、柔らかな草の葉が遠くの風に巻き起こされた。最後の筆を置いた時にやっと気づいた。スケッチボードの上にはすでに一面の緑色が広がっていた。
ベース
エボ1
彩新済
筆先に漂う奇彩
蝶影に描く幻夢