彼女は音が途切れた雨の糸をつまみ上げ、ひと粒の透き通った名もなき宝石として結晶させた。そして鋭い眼差しのセレブカラスが羽ばたいてそれを咥え去るのを待ち、狭量な笑みを浮かべて指を鳴らす。宝石は滴り落ち、鳥のくちばしの下から突然の雨が降り出す。
ベース
エボ1
彩新済
風撫でる余韻
静まる万声の余韻