南の果て、そのまた奥まった一角に、悩みを知らないキノキノ族の集落が隠れている。そこでの暮らしは安らかな歌のようで、朝の光がキノ傘に口づけをし、露の珠が傘の縁できらめく。真っ白な菌糸が枝々を巡り、垂れ込める雲を密やかに織り成している。
ベース
エボ1
彩新済
第五の味覚
色とりどりの私に