長い夜が色褪せる頃、朝よりも先に立ち込めた水気が、ウタゲハクギュウの角を包み込んだ。じっとりした水気が、涙のように角を伝う。水滴の光から覗くのは、願いの平原のブルーなひと時。
ベース
彩新済
青き羽の行方