彼女の素手のあわいに、千の琉璃の灯は成り、燭光は九天の霞を映し出す。あの灯の下の一瞬を憶うに、明るき双眸を照らし、光は灼々として月の雲を破るがごとし。いずこより暖意の来たるかは知らず、ただ灯を掌に受けしその折、神思は月に満ち、この念は一心となりて、ついには一生を念ずるに至る。
ベース
エボ1
彩新済
花灯語りの暖夜