微かなる雲煙は薄れ、此処に残るは楼閣と亭、草木を揺らす年経た風の気配のみ。淡い桃色の身を持つ霊猫は、揺れる柳のまばらな影の下に座し、万物の静寂に耳を傾けている。やがて数多の生霊の中を歩みし時、彼女は万象の生気を聞き得たり。
ベース
エボ1
エボ2
エボ3
彩新済
共縁の筆、万念生ず