霧をかき分けた先で、死にかけの旅人は霜のついた宝珠を吐き出した。彼女はその最期のささやきを拾い、彼が遠い場所へと旅立つのを見送った。――彼を待つ恋人は、想いの宿るあの瞳を見たのだろうか?果たせなかった誓いは、彼の薬指にそっと残されている。
ベース
エボ1
彩新済
静まる万声の余韻