最初のひと筋の光が裂け目からこぼれたその刹那、沈黙していた枝は震え、眠っていた花房は次々と目覚める。生まれたばかりの羽毛が揺れ動き、この世で最も柔らかな権威を咥え上げると、高慢な永夜でさえ静かに頭を垂れ、敬意を表すしかなかった。
ベース
彩新済
静まる万声の余韻