彼女は自身の全ての記憶を宿した、この若草色の麦畑をゆっくりと見渡した。優しい風が吹き、麦の苗はか弱くもたくましく育っている。それを見ていると、彼女の心の中にも何かが落ちてきて、静かに根を張り、芽吹いていくかのようだった。
ベース
エボ1
彩新済
昨日を行きし穂風・若芽
風花のソナタ