天意憐れみを垂れ、長き願いはついに酬いらる。されど郷に近づけば、情の怯むがごとし。九色山君の眷顧によりて、少女、妖市の灯籠の匠と化すことを得たり。胸中には万般の歓びありといえど、なお幾許かの不安兆し、ひたすら昔日の拙行を重ね、夢中の明燭を辜負せんことを恐る。
ベース
エボ1
彩新済
千焔燃ゆ花明り・夢燃
花灯語りの暖夜