錦鯉が瞬く間に果てなく澄んだ澄碧の水底に消え、月光が乱れる中、幾重ものさざ波の中心に一輪のえんじ蓮花が優雅に佇んでいた。その身に翡翠色の羅と青紗をまとい、蕊には珠のような輝きと星のような彩りをたたえている。少女はこの花を見た途端、胸の奥に波のようなざわめきを覚えた。――喜びの如き、哀れの如き。
ベース
エボ1
彩新済
蓮心の済度・久念
千の雲墨、千の共縁