日暮れに帰り、衣を架に掛け、嚢の内を文机に傾く。ただ見るに、零雑の小物、案前に落ち散るのみ。あるいは小妖が親しく描きし図にて、筆致いまだ稚く、あるいは貨郎のひそかに忍ばせし蜜の餌にて、その色は晶瑩たり。あるいは患者が心を尽くして調えし謝礼にして、匠心ひときわ具わる。
ベース
エボ1
エボ2
エボ3
彩新済
浮生を渡る万相・美丹心
長夜賦せし万相