軽舟にて煙水を渡り、興は正に酣なり。欸乃と櫂の音は次第に止み、画師の思考は次第に朦朧としていく。ふと彼女は遥か遠くの琉璃の宮殿を見やり、水晶の帳の向こうに、世にも稀なる仙女の姿を見る。珠玉はほろりと落ちて、錦鯉は波に躍り、船いっぱいの清らかな夢を突き破る。画師が我に返りて四方を見やれば、知らずのうちに湖心に在り。
ベース
エボ1
彩新済
蓮心の済度・久念
千の雲墨、千の共縁