見慣れた花籠が花傘の蔓のそばに静かに置かれている。枝と蔓には、今もなおあなたの指先のぬくもりが残っているようだ。涙がこらえきれずに落ち、長く待った時間の果てに咲いた最初の花に滴り落ちる。あなたはきっと来てくれたのだ。次の花の季節を紡ぐ約束を残すために。
ベース
エボ1
彩新済
古庭に咲く花思い・囚夢
彼方に花咲く時