この時は未だ朧々として、身は浮き草や飛ぶ綿のごとく漂っていた。やがて彼方にて落ち着くも、そこでは淙々たる水音が聞こえるのみ。霊なる種子は朧ろにして目覚めるも、周りは暗く天光は見えない。されどもそれは濁った泥と急流を顧みず、ひたすらに混沌を破らんともがく。波を凌ぎて初めて花ひらく時、池いっぱいに星の輝きが降り注ぎ、その姿は清らかで比類なき美しさだった。
ベース
エボ1
彩新済
蓮心の済度・久念
千の雲墨、千の共縁